2026-09-02
第16回全日本大学女子硬式野球選手権大会に出場している札幌国際大学女子硬式野球部は、9月1日に行われた予選C組決勝で新潟医療福祉大学と対戦し、延長8回タイブレークの末、7-6で劇的なサヨナラ勝利を収めました。
札幌国際大学は3回裏、四球などからチャンスを広げて先制すると、さらに天久花音選手(スポーツ指導学科2年・花巻東)が投手交代直後の初球を捉え、左翼線へ2点タイムリー二塁打。この回一挙4点を奪い、試合の主導権を握ります。
投げては先発の重安愛奈投手(スポーツ指導学科3年・神戸弘陵学園)が5回まで無失点。走者を背負いながらも要所を締める粘り強い投球でチームを支えました。
しかし6回、新潟医療福祉大学の反撃を受けて4-4の同点に。札幌国際大学は上村玲子投手(スポーツ指導学科3年・神戸弘陵学園)、山田優希投手(スポーツ指導学科4年・横浜隼人)と継投し、7回には2死満塁のピンチを迎えながらも無失点で切り抜け、試合は延長8回のタイブレークへ突入しました。
タイブレークの8回表に2点を奪われ、4-6。
追い込まれた札幌国際大学でしたが、ベンチに諦める空気はありませんでした。
8回裏、二塁走者に澁谷心花選手(スポーツ指導学科1年・北海道栗山)、打者に代打・西條珠奏選手(スポーツ指導学科4年・クラーク記念国際仙台)を送り、まずは確実に得点圏を広げる攻撃を選択。西條選手の打球から無死満塁のチャンスをつくると、続く渡辺美羽選手(スポーツ指導学科3年・駒澤大学附属苫小牧)の打球で2人が生還し、6-6の同点に追いつきます。
そして無死一、三塁。
山本楓香選手(スポーツ指導学科2年・弘前学院聖愛)が遊撃方向へ打球を転がすと、その間に三塁走者が生還。土壇場から3点を奪い、7-6。札幌国際大学が劇的な逆転サヨナラ勝利を飾りました。
この試合を象徴したのは、技術や戦術だけではなく、苦しい状況で選手同士が支え合う姿でした。
4点のリードを追いつかれた後も、主将の辻本優夏選手(スポーツ指導学科4年・神戸弘陵学園)は、守備でもベンチでも「楽しんで、楽しんで」と仲間に声をかけ続けました。
サヨナラにつながる打球を放った山本選手も、先輩たちが必死につないだプレーを目の前で見ながら打席へ。先輩たちがつないだチャンスを何としても得点につなげようと、最後まで集中して打席に立ちました。
上級生が声とプレーでチームを支え、それを受けた下級生が自分の役割を果たす――。札幌国際大学女子硬式野球部が大切にしてきた「全員で戦う野球」が、全国大会の大一番で形となった試合となりました。
この結果、札幌国際大学は予選グループC組を1位で突破し、9月3日から始まる決勝トーナメントへの進出を決めました。
全国の強豪校が集う舞台で、一人ひとりが自分の役割を理解し、仲間を信じ、最後まで前向きにプレーする札幌国際大学らしい野球を続けています。
予選リーグで得た経験と自信を力に変え、9月3日からはいよいよ日本一を目指す決勝トーナメントに挑みます。
引き続き、札幌国際大学女子硬式野球部への温かいご声援をよろしくお願いいたします。