2026/10/06 学部・学科
国際教養学科では、縄文世界遺産研究室の協力のもと、8月31日から9月6日にかけて、倶知安町扶桑遺跡において「考古学実習(フィールドワーク)」を実施しました。
本実習には、3・4年生8名が参加。事前に学内で、遺跡調査に必要となる技術や調査方法について講習を受けた上で現地へ赴き、実際の発掘調査に取り組みました。
現地では、遺跡の掘削作業をはじめ、測量や各種記録作業など、発掘調査に必要な一連の作業を実践的に学びました。学生たちは、慣れない作業にも積極的に取り組み、旧石器時代の多数の遺物を発見するという考古学的に大きな成果をあげることができました。また、参加学生は倶知安町内に宿泊し、共同生活を送りながら実習に取り組みました。調査を円滑に進めるための役割分担や生活上の工夫などを通して、フィールドワークならではの学びを深める機会となりました。
今回の実習を通して学生たちは、発掘調査の目的や具体的な調査方法を理解するとともに、現場の状況に応じて柔軟に判断・選択する力を身につけました。さらに、共同生活を通じて、調査を協力して進めるためのコミュニケーションやチームワークについても学びました。
扶桑遺跡の発掘調査は今年度から開始されました。すでに数千点の遺物が発見され、旧石器時代のきわめて重要な遺跡であることが確認できました。今後も発掘調査を継続することで、遺跡の性格の全容を把握していきたいと考えています。編年の見直しや石材流通の解明など、北海道の旧石器時代研究の進展につながる大きな成果がもたらされるであろうと期待されます。