2026/08/10 学部・学科
山田ゼミ(ホテルゼミ)では、ホテル業界の「今」を実際の現場から学ぶフィールドワークを継続して実施しています。
7月には、2026年度の研究活動・第3弾として、2025年12月に開業した「ザ・ゲートホテル札幌」へ研究視察を行いました。
今回の視察では、開業から約半年という新しいホテルの館内や客室、パブリックスペースなどを実際に見学し、ホテルがどのようなコンセプトで空間を構成し、ゲストの滞在体験を生み出しているのかを研究しました。
また、札幌駅周辺でホテルの新規開業が進む中、「ザ・ゲートホテル札幌」が札幌駅前という立地をどのように活かし、どのような顧客層をターゲットとして独自のホテルづくりを行っているのかという視点からも考察しました。
今回のフィールドワークの舞台は、札幌駅前という抜群の立地にある「ザ・ゲートホテル札幌」。
開業から半年ほどというタイミングでの訪問ということもあり、学生たちは「新しいホテルがどのように地域やゲストに受け入れられ、ホテルとしての価値を生み出しているのか」という視点を持って館内を見学しました。
客室のデザインや設備だけではなく、札幌駅前地下歩行空間(チ・カ・ホ)からホテルへとつながるアクセスや導線、館内の動線、共用スペース、レストラン・ラウンジなどのパブリックエリアにも注目。さらに、ホテルを利用するゲストの視点にも立ちながら、「どのような滞在体験を提供しているのか」「館内の空間がどのように活用されているのか」を考察しました。
実際のホテル空間を歩きながら、
★「なぜ、この場所にこの施設があるのか」
★「ゲストはどのような行動をするのか」
★「この空間やサービスが、どのような宿泊体験につながるのか」
といったホテルマネジメントの視点から、一つひとつを観察・記録しました。
今回の視察で大切にしたのは、単に「きれいなホテルを見る」のではなく、ホテルを研究対象として見ることです。
客室や施設のデザイン、スタッフのサービス、ゲストが過ごす空間など、ホテルには一つひとつに「なぜ、そうなっているのか」という理由があります。学生たちは、それぞれの視点から気づいたことを記録し、ホテルのコンセプトと実際のサービス・空間との関係について考察しました。
例えば、地下歩行空間からホテルへとつながる地下導線、館内の動線、客室とパブリックスペースのつながりなどを観察することで、「ホテルの立地や施設構成が、ゲストの行動やホテルのサービスにどのような影響を与えるのか」を具体的に考える機会となりました。 教室で学んだホテルマネジメントの知識を実際のホテルに照らし合わせることで、学生たちは「見る」だけではなく「なぜ?」と考える研究姿勢を身につけました。
今回の視察では、本学観光学部でホテル経営を学び、ラグジュアリーホテルで経験を積んだ後、ザ・ゲートホテル札幌の開業時から活躍しているOGの先輩が、後輩たちのためにホテルツアーを担当してくださいました。
館内施設やホテルの立地についてだけではなく、現在の宿泊客の動向、不動産開発の視点、商業施設・オフィスと一体的に開発されたホテルの特徴などについて、実際に現場で働くホテリエならではの視点から専門的に解説していただきました。
学生たちにとっては、ホテル業界の現状を知るだけでなく、大学で学んだ先輩が実際にホテルの現場でどのように活躍しているのかを直接見ることができる、貴重な機会となりました。
■3年ゼミ生
実際のホテルを自分たちの目で見ることで、授業で学んでいるホテルマネジメントの考え方が、客室や館内の動線、サービスなどにどのように反映されているのかを具体的に理解することができました。これからのゼミ研究や就職活動にも今回の経験を活かしていきたいです。
■4年ゼミ生
ホテルで働くOGの先輩から直接話を聞くことができ、ホテル業界で働くことについて、より具体的にイメージすることができました。 実際の現場を見ることで、ホテルの仕事にはさまざまな視点や知識が必要であることを改めて感じました。
■ 総括:ザ・ゲートホテル札幌研究視察を終えて(指導教員談)
今回のフィールドワークは、ホテル業界の最前線を実際に見て学ぶだけでなく、学生たちが「ホテルを研究する」という視点をさらに深める貴重な機会となりました。 特に、開業から半年ほどのホテルを訪問したことで、新しいホテルがどのようなコンセプトで施設をつくり、札幌駅前という立地を活かしてゲストにどのような滞在体験を提供しているのかを、現場から考えることができました。
また、本学卒業生としてホテルの第一線で活躍するOGの姿を間近に見たことは、学生たちにとって卒業後のキャリアを具体的に考えるきっかけにもなりました。 3年生にとっては、これから本格化するホテル業界への就職活動に向けた学びとして、4年生にとっては、大学での学びを社会でどのように活かしていくのかを考える機会として、今回の経験を今後のゼミ研究やキャリア形成につなげてもらいたいと思います。
山田ゼミでは、これからも「教室での学び」だけではなく、「実際の現場を見て、考え、研究する」理論と実践を結びつけた学びを大切にしていきます。