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2026/08/10 学部・学科

観光の視点から、札幌のまちの未来を考える―齋藤ゼミが「札幌マチヅクリ大学」に参加

本学観光ビジネス学科の「2年演習(基礎) 齋藤ゼミ」では、2026年6月から8月にかけて、「札幌マチヅクリ大学」に参加しました。

「札幌マチヅクリ大学」は、札幌市の補助事業「令和8年度大学と民間企業等との連携による公益的事業の推進補助金」による取り組みで、複数の大学の学生が札幌のまちを舞台に、地域で活動する人々と交流しながら、まちづくりについて学ぶ実践型のプログラムです。

今回、齋藤ゼミからは観光ビジネス学科2年生5名が参加。北海商科大学、北海道科学大学、北海学園大学の学生とともに、札幌の歴史や文化、地域の課題などについて学びました。

「まちの歩き方」から始まった、札幌を知る学び

第1回の入学式は、北海道神宮頓宮の社務所で行われました。

入学式では、齋藤修准教授が「マチの歩き方」をテーマに講義を行い、普段何気なく歩いているまちを、観光や地域づくりの視点から見つめ直すことの大切さを伝えました。

講義後は、創成イースト地区を舞台にフィールドワークを実施。札幌ファクトリー、永山邸、千歳鶴酒ミュージアム、二条市場、パルコなど、札幌の歴史や文化、産業、商業に関わるさまざまな場所を実際に歩きながら、地域の魅力について考えました。

また、伊達黄金貝塚などにも足を運び、札幌市内だけにとどまらず、地域の歴史や文化を観光資源として捉える視点も学びました。

地域で活動する「キョージュ」とともに、まちづくりを考える

今回のプログラムでは、札幌市の創成イースト地区などで活動する地域の方々を「キョージュ」と呼び、学生たちが先生役となるキョージュから直接話を聞きながら、模擬ゼミ形式で学びを深めました。

今年度は「ベーシックコース」と「アドバンスコース」の2コースで実施され、今回、齋藤ゼミの学生が参加したのはベーシックコースです。

ベーシックコースでは、「地域遺産とまちづくり」「モビリティーとまちづくり」「ユニバーサルとまちづくり」「縄文とまちづくり」という4つのテーマを設定。

本学学生はそのうち、「モビリティーとまちづくり」「ユニバーサルとまちづくり」「縄文とまちづくり」の3つのゼミ活動に参加しました。

学生たちは、北海道赤れんが未来機構の伊藤空流さん、北海道社会福祉協議会の障がい者活動家・鹿野牧子さん、JOMON ART STUDIO まだん代表の田村健さんをキョージュとして、それぞれの活動や地域との関わりについて学びました。

そして、キョージュの活動を通して見えてきた地域の魅力や課題を、自分たちなりの視点で整理。最終的には、その内容を映像作品としてまとめ、発表しました。

「観光」の見方が変わる――学生が得た新たな視点

活動を通して学生たちが実感したのは、観光とまちづくりが密接につながっているということでした。

観光ビジネス学科では、観光というと航空、宿泊、旅行業など、観光産業を中心に捉える傾向があります。しかし今回の活動では、地域で暮らす人々の活動や、歴史・文化、交通、福祉、縄文文化など、さまざまなテーマがまちの魅力につながっていることを学びました。

実際に地域で活動する方々の話を聞き、まちを歩き、他大学の学生と意見を交わすことで、「観光にはさまざまな視点がある」ということに気づいた学生もいました。

また、映像制作では他大学の学生と協力して取り組みました。大学によって得意分野や視点が異なり、他大学の学生の映像制作スキルに刺激を受けるなど、普段の大学生活だけでは得られない学びや交流も生まれました。

「観光」を学ぶからこそ、まちの未来を考える

今回の活動を通して、学生たちは「観光」を単に旅行者を迎える産業としてではなく、地域の人々とともに、その土地の魅力や未来を考えていくための視点として捉える機会を得ました。

フィールドワークで実際のまちを歩き、地域で活動する人々の声を聞き、他大学の学生と協働して一つの映像作品をつくる――。

教室の中だけでは得られない、実践的な学びを通して、観光ビジネスの可能性を広げる経験となりました。

最終発表会は、さっぽろ創世スクエア内の札幌文化芸術交流センターSCARTSスタジオで行われました。

今後は秋学期からアドバンスコースがスタートする予定です。希望する学生には、今回の学びをさらに発展させる機会として、アドバンスコースへの参加を推進していきます。

まちを知る。人と出会う。地域の未来を考える。

齋藤ゼミでは、こうした実践的な学びを通して、観光ビジネスの新たな可能性を探っています。

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