この記事について
オープンキャンパスへの参加を考えている人の中には、「親と一緒に行くと浮かない?」「友達や一人で参加した方がよい?」「親にはどこまで相談に参加してもらえばよい?」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
オープンキャンパスは、親と一緒に参加しても問題ありません。保護者向けの説明会や個別相談を用意している大学もあり、親子で参加する高校生も珍しくありません。
親と参加すると、学費や奨学金、通学、一人暮らしなど、高校生だけでは判断しにくい情報も一緒に確認できます。一方で、親に任せきりにせず、高校生本人が主体となって参加することも大切です。
この記事では、オープンキャンパスに親と行くメリットや注意点、親子で確認したいこと、当日の回り方を解説します。
目次
オープンキャンパスに親と行っても大丈夫?
オープンキャンパスは、高校生本人だけでなく、保護者の参加も想定して開催されていることがあります。大学が家族や保護者の参加を受け付けている場合は、親と一緒に参加しても問題ありません。
「親と一緒に行くと周囲から浮くのでは」と心配する人もいますが、親子で参加する高校生は珍しくありません。学費や奨学金、入試、通学など、家族で確認したい内容も多いためです。
保護者100名を対象にした調査では56%が同行
塾選ジャーナルが2025年に保護者100名を対象として行った調査では、
56%が子どもの大学オープンキャンパスに同行したと回答しています。
特定の保護者を対象にした調査であり、すべてのオープンキャンパスで半数以上が親同伴とは限りません。ただし、親と参加すること自体は珍しくなく、恥ずかしがる必要はないと考えられます。
オープンキャンパスに親と行く割合に関する調査結果
同伴者の予約が必要か確認する
大学によっては、申し込み時に保護者の氏名や同伴人数を登録する必要があります。また、会場の定員によって、参加できる保護者の人数が制限される場合もあります。
親と参加する場合は、予約前に次の内容を確認しましょう。
- 保護者も参加できるか。
- 保護者の事前登録が必要か。
- 同伴できる人数に制限があるか。
- 保護者向けの説明会があるか。
- 本人と保護者が別のプログラムに参加できるか。
開催回によって案内が変わる可能性もあるため、参加予定日の公式情報を確認してください。
オープンキャンパスに親と行くメリット
親と一緒に参加すると、高校生本人とは違う視点で大学を確認してもらえます。進学後の生活や費用も含め、家族で具体的に検討できることが大きなメリットです。
初めて行く大学でも安心して参加できる
初めて訪れる大学では、受付場所やプログラムの回り方が分からず、不安になることもあります。親と一緒であれば、経路や時間を確認しながら落ち着いて参加しやすくなります。
特に遠方の大学へ行く場合は、交通機関の乗り換えや宿泊、帰りの時間なども一緒に確認できます。
ただし、親が同行する場合でも、参加したい模擬授業や見学したい施設は、できるだけ高校生本人が選びましょう。
高校生とは違う視点で大学を確認してもらえる
高校生は、授業内容、在学生の雰囲気、学食、部活動やサークルなど、実際の大学生活に関わる部分に注目しやすいでしょう。
一方、保護者は、学費や奨学金、通学の負担、就職支援、安全面など、入学後の生活を続けられるかという視点で大学を確認できます。
親子で異なる視点から情報を集めることで、大学を総合的に判断しやすくなります。
学費や奨学金について一緒に相談できる
大学進学では、入学金や授業料だけでなく、教科書代、実習費、資格取得費、交通費などが必要になる場合があります。
奨学金や授業料減免制度にも申請条件や期間があるため、保護者も説明を聞いておくと、入学後に必要な費用を検討しやすくなります。
個別相談では、次のような内容を確認するとよいでしょう。
- 入学時に必要な費用
- 卒業までに必要となる学費の目安
- 学費以外にかかる費用
- 奨学金制度の種類と申請条件
- 授業料減免制度の対象者と選考方法
- 納付時期や分納制度
通学や一人暮らしについて考えやすくなる
自宅から通学する場合は、通学時間、交通費、乗り換え回数などを親子で確認できます。実際に大学まで移動することで、毎日通い続けられる距離か判断しやすくなるでしょう。
一人暮らしを予定している場合は、大学周辺の家賃、買い物環境、医療機関、治安なども確認しておく必要があります。大学に物件紹介や一人暮らしの相談窓口があるかも聞いておきましょう。
進学先について家族で話し合いやすくなる
大学のWebサイトやパンフレットを見ただけでは、高校生本人が感じている魅力を家族へ伝えきれないことがあります。
親子でオープンキャンパスに参加すれば、授業や施設、在学生の雰囲気を一緒に確認できます。共通の情報をもとに話し合えるため、志望校について家族の理解を得やすくなるでしょう。
帰宅後に情報を整理しやすい
オープンキャンパスでは、短い時間で多くの説明を聞きます。高校生本人だけですべてを覚えておくのは難しい場合があります。
本人と保護者がそれぞれメモを取っておけば、帰宅後に情報を照らし合わせられます。複数の大学を比較するときにも役立ちます。
オープンキャンパスに親と行くときの注意点
親同伴には多くのメリットがありますが、親の意見に任せきりになると、高校生本人が大学を判断しにくくなることがあります。
オープンキャンパスの主役は、実際に大学へ通う高校生本人です。親は進路を決めるのではなく、情報収集や判断を支える役割として参加しましょう。
親の意見だけで大学を判断しない
親が気に入った大学が、必ずしも高校生本人に合っているとは限りません。反対に、親が気になる部分があったとしても、本人にとっては大きな問題ではない場合もあります。
授業内容や大学の雰囲気が自分に合うかは、高校生本人が考える必要があります。親の意見は参考にしつつ、自分がどう感じたかも大切にしましょう。
質問や受付をすべて親に任せない
親と一緒に参加すると、受付や個別相談で親が代わりに話してくれることがあります。しかし、親に任せきりになると、高校生本人が聞きたいことを確認できないまま終わる可能性があります。
個別相談では、まず本人から質問し、その後に保護者が学費や生活面について補足で質問する流れがおすすめです。
質問するのが苦手な場合は、事前に質問をメモしておきましょう。メモを見ながら質問しても問題ありません。
親子で見たいプログラムが違う場合がある
高校生本人は模擬授業や在学生との交流を希望し、保護者は入試説明会や学費相談を希望することがあります。
すべて一緒に行動する必要はありません。別々のプログラムに参加し、終了後に集合して情報を共有する方法もあります。
その場ですぐに志望校を決めない
オープンキャンパス当日は、大学の魅力が強く伝わりやすい環境になっています。参加直後の印象だけで志望校を決めず、帰宅後に他大学の情報とも比較しましょう。
本人と保護者が別々に感想を整理してから話し合うと、お互いの意見に引っ張られずに判断しやすくなります。
親子で役割分担すると効率よく回れる
親子で参加する場合は、同じ内容だけを確認するのではなく、それぞれの視点を活かして役割分担するのがおすすめです。
| 高校生本人が確認すること |
保護者が確認すること |
| 学びたい授業や実習があるか。 |
入学から卒業までに必要な費用。 |
| 先生や在学生の雰囲気が自分に合うか。 |
奨学金や授業料減免制度。 |
| 取得したい資格を目指せるか。 |
通学や一人暮らしにかかる費用。 |
| 部活動やサークル、学食などの学生生活。 |
就職支援や学生生活のサポート体制。 |
| 自分が大学へ通う姿を想像できるか。 |
家庭で必要になる手続きや準備。 |
参加前に質問を分担する
オープンキャンパスへ行く前に、本人と保護者がそれぞれ確認したいことを書き出しましょう。
同じ質問が重複していても問題ありません。誰が質問するか決めておけば、個別相談でスムーズに確認できます。
興味のあるプログラムは本人が選ぶ
模擬授業や学科説明は、実際に大学へ通う本人が興味のあるものを選びましょう。親が勧めるプログラムだけに参加すると、本人が知りたかった情報を得られない可能性があります。
複数の学科で迷っている場合は、それぞれの説明を聞き、学ぶ内容や取得できる資格を比較するのがおすすめです。
帰宅後は本人から感想を話す
帰宅後に話し合うときは、最初に高校生本人が感じたことを話しましょう。
本人が話す前に親が評価を伝えると、その意見に引っ張られる可能性があります。まずは「良かったところ」「気になったところ」「もっと確認したいこと」を本人が整理し、その後に保護者の意見を共有する流れがおすすめです。