2021/05/26 大学より
札幌国際大学・札幌国際大学短期大学部は日北自動車工業㈱とともに、非常食を備えることで、世界の飢餓救済の活動に参加できる「救缶鳥プロジェクト」に参画しています。
救缶鳥プロジェクトとは、㈱パン・アキモトが開発した長期保存可能な世界初の「パンの缶詰」を購入することで非常災害時の備蓄食として保存できるだけでなく、賞味期限が近付いた際には義援物資として災害地や飢餓に苦しむ地域に届けられる社会貢献の一環プロジェクトです。
札幌清田区にて災害時の一時避難場所の指定を受けている本学では、同じく清田区に事業所を構え、日頃よりお世話になっている日北自動車工業㈱からの「地域防災の一助として活用してもらいたい」との提案を受け、本プロジェクトに参画を決めたものです。
令和3年5月26日(水)本学にて日北自動車工業㈱丹野社長、神専務、丹野常務をお招きし、贈呈式を行いました。(㈱パン・アキモト様は緊急事態宣言下のため不参加)
式に出席した蔵満大学長、平野短大学長からは本学が掲げる目標である、国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)に触れ、本プロジェクトが「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」など複数の項目に該当することから、ぜひ広めていきたいと話されました。
また、本学学生で青年海外協力隊やボランティアで被災地を支援している学生の話題から、このプロジェクトを通して、さらに多くの学生が世界に目を向けるきっかけになればと語りました。
今回寄贈された缶詰は1,000缶ですが、翌年度以降は毎年500缶ずつが寄贈される予定です。
「救缶鳥プロジェクト」
非常食を備えることで、世界の飢餓救済の活動に参加できる一石二鳥のプロジェクト。
㈱パン・アキモトが進めるプロジェクトで世界初の特殊製法により、保存料や添加物が入っていない長期保存可能な(37か月)焼きたてのパンを缶詰にし、販売。3年間の賞味期限のうち、2年半は非常食として備蓄し、残りの6か月は義援物資として海外へ送るもの。義援先は主にアフリカなどの飢餓に苦しむ地域や豪雨、地震などで被災した地域。NASAも認めた、安心品質をもとに2009年9月から始動し、2016年には一般社団法人日本記念日協会より9月9日を「救缶鳥」の日として認定。翌2017年には「第5回グッドライフアワード」にて環境大臣賞最優秀賞を受賞するなど、世間にも認知されつつある。