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2026/04/04 大学より

JICA「草の根技術協力事業」に採択:カンボジアの教育DXと授業力向上を支援

札幌国際大学は、独立行政法人国際協力機構(JICA)による「2025年度 草の根技術協力事業(草の根協力支援型)」に採択されました。
本プロジェクトは、安井政樹准教授(基盤教育部)を中心に、カンボジア王国の教員養成大学「PTEC(プノンペン教員養成大学)」とその附属校を拠点として、生成AIやICTを活用した未来の教育環境づくりを支援するものです。

プロジェクトの背景と目的

カンボジアでは、近年のデジタル化に伴い、学校現場へのPCやプロジェクタの導入が進んでいます。しかし、内戦という歴史的背景から、十分な教育技術を学ぶ機会が少なかった世代が教員として現場に立っており、「機器はあるが、どう授業に活かせばよいか分からない」という課題に直面しています。

本事業では、本学が培ってきたた情報教育・AI・データサイエンス教育・教員養成の知見を活かし、現地の先生方が「体験的」に新しい指導法を学べる環境を構築します。

事業の主要な柱

  1. 生成AI・ICTを活用した授業デザインの支援
    ただ機器を操作するだけでなく、「子どもの学びを深めるためにどう使うか」に焦点を当てます。生成AIを活用した効率的なレッスンプラン(指導案)の作成や、書画カメラを用いた「分かりやすい授業」のモデルを提示します。
  2. 「自走できる」リーダー教員の育成
    3年間のプロジェクトを通じて、現地教員自らがICT活用を推進できる体制を目指します。最終年度には、支援校を「モデル校」として近隣校へノウハウを共有する研修会を開催し、地域全体の教育力向上に寄与します。
  3. 日本とカンボジアを繋ぐオンライン国際交流
    整備したICT環境を活用し、日本の学校とのオンライン交流を実施します。AI翻訳技術を活用することで、言語の壁を越えた子ども同士の対話を実現し、双方向の国際理解を深めます。

これまでの歩みと確かな手応え

本プロジェクトは、2025年3月および9月の事前調査・試行研修を経て形づくられました。

  1. 2025年3月
    情報教育の支援として中学校でのエクセル指導や日本文化の特別授業を実施。教員向けのICT活用研修会。
  2. 2025年9月
    生成AIを活用した教材作成研修を実施。参加した現地教員からは「日本と同じようなICT授業を自分たちも行いたい」と100%近い継続希望が寄せられました。
札幌国際大学 カンボジア jica
2025年3月の事前調査
札幌国際大学 カンボジア jica
2025年9月の事前調査

SDGsへの貢献

本事業は以下の目標達成に寄与します。

  1. 目標4「質の高い教育をみんなに」
    教員の指導力向上と学習環境の整備。
  2. 目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」
    JICA、PTEC、札幌国際大学の強固な連携。
事業概要データ
・対象国:カンボジア王国(プノンペン・PTEC及び近隣校)

・事業名:生成AI・ICT活用による教育DXや授業力向上にかかわる技術協力

・実施期間:2026年度〜2028年度(3年間)

・プロジェクトマネージャー:安井 政樹(札幌国際大学 基盤教育部 准教授)

【本件に関するお問い合わせ】
札幌国際大学プロジェクト担当:安井 政樹(masaki-yasui@ts.siu.ac.jp)
広報担当:広報課 中村 之則(yukinori-nakamura@ad.siu.ac.jp)

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