2026/03/23 学部・学科
スポーツ人間学部スポーツビジネス学科4年のJさん(韓国出身)は、東海大学大学院への進学を目指し、将来は日本や世界で活躍するスポーツアナリストになることを志しています。バレーボールへの情熱を原点に、札幌国際大学での学びと経験を積み重ねてきました。
もともとは絵を描くことが好きで、美術系の進路も考えていたJさん。しかし高校時代にバレーボールと出会い、その魅力に強く惹かれました。
「6人で助け合いながら、1つのボールをつなぐ。個人競技ではなく、チーム全員で戦うところが魅力です」
スパイク、ブロック、レシーブ——一つひとつのプレーが連動し、全員で得点を生み出す。その奥深さに惹かれ、日本でバレーボールを学びたいという思いが芽生えました。
北海道の自然や環境への憧れもあり、札幌国際大学への進学を決意します。
入学後、特に印象に残っているのがフィールドワークです。
仙台での授業では、プロ野球チームの運営や球場の裏側を学び、実際のスポーツビジネスの現場に触れました。
「教室で学ぶだけではなく、現場に行って身体で理解することの大切さを実感しました」と振り返ります。
1年次からこうした実践的な学びに多く触れられることは、スポーツビジネス学科の大きな魅力の一つです。
Jさんがスポーツアナリストを目指すようになったのは大学3年次のこと。
「試合をしながら、相手のプレーや戦術を分析して『こうすれば勝てるのでは』と考えるようになりました」
自ら考えた戦略をチームで共有し、それが成功したときの喜びは、プレーで得点する以上のやりがいを感じたといいます。
「データをもとに戦略を立て、チームと共有し、勝利につながる。その瞬間を一緒に喜べることが魅力です」
将来はプロスポーツチームで、試合中のデータ入力や分析を行い、戦略面でチームを支える存在になることを目標としています。
学業だけでなく、学生サポートルームでの活動もJさんの大学生活を支える大きな柱でした。
2年次からピアスタッフとして活動し、
・学生相談対応
・イベント企画・運営
・ポスター制作
・事務業務
・PCテイカー
など幅広く担当。
特に印象に残っているのが、障がいのある学生を支援する取り組みです。
「相手の立場で考えることの大切さを学びました。誰かの役に立てることが大きなやりがいでした」
いも掘りなどのイベント運営にも関わり、「大変さよりも、充実した学生生活だったという実感の方が大きい」と語ります。
2022年に来日した当初は、不安もありました。
入学式はオンラインでの参加となるなど、通常とは異なるスタートでしたが、自ら積極的に行動します。
「とにかく自分から声をかけることを意識しました」
オリエンテーションでは、日本人学生に自分から話しかけ、関係づくりをスタート。
「待つのではなく、自分から動くことが大切」と実感した経験です。
日本語学習のスタートは高校3年生。きっかけは日本のドラマでした。
独学で学習を続け、わずか4か月で日本語能力試験N2に合格。
来日後も、
・授業を録音して復習
・わからない言葉をメモ
・スマートフォンの言語設定を日本語に変更
といった工夫を重ね、実践的な日本語力を磨いていきました。
また、「あえて日本語が完璧でない留学生同士で話すことで、より実践的に学べた」と語るように、環境を活かした学びも特徴的です。
日本での生活では、文化の違いにも多く触れました。
「コンビニなど、どこにでもトイレがあることに驚きました」
また、キャッシュレス文化の違いから「日本の財布のサイズが合わなかった」というエピソードも。こうした日常の違いも、留学の貴重な経験となっています。
進学先として選んだのは東海大学大学院。専攻はスポーツ社会学です。
「バレーボールをより専門的に学びたいという思いが強くなりました。スポーツを社会的な視点からも理解し、アナリストとしての視野を広げたいです」
将来的には日本にとどまらず、グローバルに活躍するアナリストを目指しています。
最後に、これから札幌国際大学を目指す高校生、そして留学生へメッセージをもらいました。
「大学は勉強だけではなく、さまざまな経験ができる場所です。部活やイベント、留学生との交流など、いろいろなことに挑戦してほしいです」
「最初は不安でも、自分から行動すれば必ず道は開けます。勇気を出して一歩踏み出してください」