2025/12/17 国際交流
本学基盤教育部 朝倉一民教授がPBL(課題解決型学習)指導助言を行っている堺市立浜寺南中学校の3年生と、本学の外国人留学生がオンラインで、「あなたが100年後の世界に残したいモノ」ついて英語で意見を交わしました。
テーマはSDGsの17の目標のうち、次の5つです:
中学生は、提示されたテーマに沿って「私が100年後にも残したい大切なもの」を選び、その理由と、残していくための方法を提案しました。
選ばれたものは、「現金通貨」「AIやロボットではない先生」「医療が受けられる世界」「広い海と空」「戦争体験者の話」「紙の教科書」など多岐にわたり、それぞれの理由には、生徒自身の体験や家族・友人との関わりが色濃く反映されていました。
交流の場では、本学の留学生(アメリカ、インドネシア、マレーシア出身)を含む外国人サポーターが、生徒の投稿に対して感想や質問をコメントし、生徒がそれに答えることで議論が深まりました。中学生と留学生が直接顔を合わせる機会はありませんでしたが、逆にそれが「どう言えば相手に伝わるか」「何を伝えたいか」「なぜ相手はそのような考えを持っているのか」といった想像力や思考力を掻き立てる効果を生み出したようです。
英語が得意な生徒もそうでない生徒も、「本当に自分の投稿に返事が返ってきた!」「外国人の友人ができた!」と大喜びで、英語学習への意欲に火がついた様子でした。中学生はこれから、地域の小学生と保護者を招き『浜南SDGsフェスティバル〜あなたが100年後に残したいモノ〜』を開催する予定ですが、英語にこだわって取り組む学生もいるようです。 本学の留学生からも「熱心な中学生と交流できて楽しかった、良い経験になった」という感想が寄せられています。