2025/12/10 学部・学科
中津川ゼミの学生は11月28日〜29日の2日間にわたり、浦河町の多文化共生と地域産業を多角的に学びました。
はじめに浦河町役場を訪問し、
•インド人住民急増の背景
•町としての受け入れ政策・対応策
•地域社会が直面する課題と可能性
について、企画課の職員の方から丁寧な説明を受けました。
学生にとって、行政の立場から多文化共生を学ぶ貴重な機会となりました。
役場訪問後は、地域おこし協力隊の方々や浦河町に住む外国人住民と交流し、みんなで手巻き寿司を囲む時間を持ちました。
異なる文化背景を持つ人々と語り合う中で、
•浦河での生活
•インド人住民との共生
•外国人としての視点から見える地域の魅力と課題
など、生の声を直接聞くことができました。
学生にとって、教室では得られない深い学びと気づきが得られた時間でした。
翌日は、町内を実際に歩き、
•スーパーマーケット
•飲食店
•宿泊施設
•公共施設
などで、急増するインド人住民に対してどのような対応が行われているかを調査しました。
英語表記の案内、食材の取り扱い、宗教的配慮、店舗の働き手など、多文化化が町の暮らしに与える影響を現地で確認しました。
学生は、町が変化に対応しようとする姿勢や、住民が自然に共生を進めている現状を実感しました。
浦河町は全国有数の馬産地としても知られています。
学生は、町内の牧場や関連施設を訪れ、
•馬産業の地域経済への役割
•外国人労働者の受け入れ状況
•多文化化と地域産業の関係性
をフィールドワークとして学びました。
地域の基幹産業で働く外国人の存在は、町の多文化化を理解する上で重要な視点となり、学生に新たな考察の視点を与えました。今後も多文化共生の理解を深めていく予定です。