2024/10/04 国際交流
2022年3月、札幌国際大学・札幌国際大学短期大学部・札幌市・(公財)札幌国際プラザの4者は、日本人も外国人も誰もが住みやすいまちの実現を目的に『札幌市の国際化推進等に関する連携協定』を結びました。その取り組みの一つとして、本学外国人留学生が札幌市内小・中学校を訪問し、児童生徒に海外について知る機会を提供し、国際感覚を備えた未来を担う人材育成に寄与する活動が始まりました。
札幌市立前田中央小学校訪問
取組み3年目となる今年度は7月に小学校2校を訪問しました。
第二弾となる今回は、9月12日(木)にマレーシア・ミャンマー・インドネシアの留学生有志5名が札幌市立前田中央小学校(5年生)を訪問しました。
台湾出身の陳講師の4択クイズで緊張をほぐしたあと、留学生と陳講師から母国の地理や食べ物、日本と異なる文化等を紹介し、大いに盛り上がりました。その後、小学生はグループごとに留学生のブースを訪れ、質問をしたり、各国式あっち向いてホイやじゃんけんを教えてもらったりと楽しい時間を過ごしました。
お別れの会では、サプライズで小学生がソーラン節を披露してくれました。留学生は小学生の演舞を見るのは初めてということで、「一生懸命でかっこいい」「かわいい」と感激の声が上がっていました。
義務教育学校福移学園訪問
9月18日(水)には、マレーシア・ベトナムの留学生有志4名が、義務教育学校福移学園(6年生と8年生)を訪問しました。
台湾出身の陳講師によるウォームアップで緊張をほぐしたあとは、8年生から留学生に福移学園にまつわるtrue or falseクイズを出題。留学生がクイズの答えを推測したあとは、6年生が出演する学校紹介ビデオで答え探しをしました。留学生は学校クイズを通して福移学園のことはもちろん、日本の文化も学ぶことができ、大変盛り上がりました。
留学生と陳講師からは、母国の地理や日本に来てカルチャーショックを受けたことのほか、母語での簡単な挨拶を紹介しました。児童生徒たちはマレーシアとベトナムの魅力を先生たちにプレゼンするというミッションのもと、真剣な眼差しで留学生の話を聞きながら、行ってみたいところや食べてみたいもの、それぞれの国で気を付けたいマナーなどをたくさん書き留めていました。児童生徒たちからは、「ベトナムに行きたい!」「マレーシアに行きたい!」「日本と同じアジアの国でも、文化や常識に違いがあって面白かった。もっと知りたくなった」といった感想があがっていました。
本学の国際交流活動が海外に目を向けるきっかけになり、いつか子どもたちが留学生の出身国を訪問してみたり、英語やそれ以外の外国語を勉強してみたりなど、実生活とリンクする体験になれば大変嬉しく思います。
12月には2校との交流を予定しています。どのような交流になるか今から楽しみです!