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卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
学位:修士(スポーツ健康指導)
「スポーツ健康領域における専門性の高い理論、指導技法および実践法を修得し、少子高齢化社会におけるスポーツを通じた健康の維持および増進に寄与する高い実践能力を有するスポーツ健康指導者を養成する」という本研究科の目的を達成するため、下記の通り修士課程修了までに修得すべき能力を定める。これらの能力は、研究科の所定単位修得と課題研究論文審査および試験の合格により、その達成を判断し、学位規則に従い修士(スポーツ健康指導)の学位を授与する。
〈教育目標:修了までに修得すべき能力〉
- ①スポーツ健康指導者に不可欠な専門的知識
- ②スポーツ健康指導者としての指導・実践能力と人間形成に関わる思考や経験知
- ③子どもおよび高齢者を対象としたスポーツ健康指導の実践能力
- ④研究テーマを考え、研究を行う一連の過程で培われる能力
〈卒業認定(修了)・学位授与〉
下記の要件をすべて満たす学生は修士の課程を修了したものと認める。
- ①本研究科に2年以上在学すること。ただし、特に優れた業績を上げた者については、本研究科に1年以上在学すれば足りるものとする。
- ②定められた履修要件によって必修科目・選択必修科目を含む30単位以上を履修すること。
- ③必要な研究指導を受け、課題研究論文を提出し、審査および試験に合格すること。
※職業を有しているなどの事情により、2年を超えて一定の期間にわたり計画的に教育課程を履修し修了することを希望する学生がその旨を申し出た時には、長期履修学生として認める。
【単位修得】
教育課程から、必修9科目18単位、選択科目17科目から12単位以上を含む合計30単位以上を修得することが必要である。
【課題研究作成】
〈健康社会分野〉、〈身体構造と運動機能分野〉および〈スポーツ健康指導分野〉のいずれかの領域の教育研究を十分に担当できる専任教員のもと、課題研究成果となる課題研究論文作成を行う。
【課題研究論文審査】
- ①課題研究論文審査委員会の設置
課題研究論文を審査するための機関として、研究科長を委員長とする課題研究論文審査委員会を研究科内に設置する。委員長は、提出された課題研究論文毎に、課題研究を担当する専任教員から審査委員2名を選出する。当該学生の研究指導者以外の委員1名を主査とし、研究指導者を副査とする。 - ②審査方法
所定の期日までに提出された課題研究論文を評価する。評価項目は、研究の独自性、構成力および表現力とする。さらに、面接審査を行い、その内容を問う。 - ③審査結果
課題研究論文の審査結果は合格、不合格または再提出とする。 - ④再提出
課題研究論文に不備がある場合には、再提出とすることがある。再提出は、指摘された問題点を修正し、2週間以内に行うものとする。再提出された課題研究論文は通常の課題研究論文審査方法に準じて評価される。
【面接審査】
提出された論文に関し、研究目的、方法、結果、考察、今後の課題等に関連した質疑応答により、研究の独自性、構成力および表現力の観点から、複数の教員によって評価される。
教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
本研究科では、ディプロマ・ポリシー達成のため、またスポーツ健康領域における専門性の高い理論、指導技法および実践法を修得し、少子高齢化社会におけるスポーツを通じた健康の維持および増進に寄与する高い実践能力を有するスポーツ健康指導者を養成するという研究科の目的を達成するため、以下の方針に基づき教育課程を編成・実施する。
【教育課程】
- ①「スポーツ健康基本科目」において、スポーツ健康指導者に不可欠な、現代社会における健康の諸問題や身体構造と運動機能に関する科目を配置している。ここでは「身体運動機能特論」、「人体構造学」、「健康社会学特論」を「必修科目」としている。
- ②「スポーツ健康指導科目」において、スポーツ健康指導に必要な理論、指導技法および実践法を修得するための科目を配置しているのみならず、自己の人間形成に関わる思考や経験知を修得するための科目を配置している。身体機能の発達とトレーニング、身体機能の老化と運動訓練の観点から指導できる指導技法および実践法を重視した科目を配置している。ここでは「コーチング特論」、「健康教育特論」を「必修科目」としている。また、研究科の特色である地域との協同を基軸とした「高齢者スポーツ演習」、「ジュニアスポーツ演習」を配置している。
- ③「研究指導演習科目」において、研究テーマを考え、研究を行い、その一連の過程で培われる能力の修得のための科目を配置している。
- ④長期履修(3年~4年)の場合は履修期間に応じて指導体制を整えている。
本研究科では、成績評価の公正さと透明性を確保するため、シラバスに記載する成績評価基準・方法等ならびに学則、規程等に定める所定単位修得、課題研究論文審査および試験により学修成果を評価し、その客観性を担保するため、複層的な積み上げによる多面的・総合的な成績評価を実施する。
【カリキュラムマップ】
科目区分 | Ⅰ期 | Ⅱ期 | Ⅲ期 | Ⅳ期 |
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スポーツ健康 基本科目 |
※健康社会学特論 人間学特論 スポーツ栄養学特論 運動発達特論 |
健康運動学特論 健康体力特論 解析統計学演習 ※人体構造学特論 ※身体運動機能特論 |
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スポーツ健康 指導科目 |
※コーチング特論 身体運動指導演習 ジュニアスポーツ演習 健康増進プログラム演習 |
※健康教育特論 地域調査法 キャリア形成特論 体力評価演習 高齢者スポーツ演習 |
運動技術演習 キャリア形成演習 |
保健体育科教育特論 健康施策特論 |
研究指導 演習科目 |
※スポーツ健康テーマ演習Ⅰ | ※スポーツ健康テーマ演習Ⅱ | ※課題研究Ⅰ | ※課題研究Ⅱ |
※必修科目
入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)
スポーツ健康指導研究科スポーツ健康指導修士課程は、スポーツ健康領域における専門性の高い理論、指導技法および実践法を修得し、少子高齢化社会におけるスポーツを通じた健康の維持および増進に寄与する高い実践能力を有するスポーツ健康指導者を養成することを目的としている。
【求める学生像】
本研究科は上記目的に賛同し、スポーツ健康領域についての学術的な興味を持ち、得た知識を社会に広く還元したいという意欲を持つ人、スポーツ健康領域における専門性の高い理論、指導技法および実践法の修得に意欲がある人、スポーツを通じた健康の維持・増進に寄与する実践能力を高め、スポーツ健康指導者となることを目的としている人を受け入れる。
なお、学士課程等において下記の姿勢、能力を身に付けていることを求める。
- ①体育学、運動生理学、トレーニング領域の理論、方法論について基礎的知識を有する人
- ②文献購読に必要な国語、英語力を有する人
- ③卒業論文等の作成経験を有する人
- ④スポーツ、健康領域の経験を有し、更に研究を進める意欲を有する人
【入学者選抜について】
本研究科は求める学生像を満たす人を選抜するため、本方針に基づき、入学者選抜を下記の方法で春期(4月)、秋期(9月)に行う。1学年の入学定員は4月、9月合わせて5名である。選抜の種類等は下記に示す通りである。
- ○一般入学
論述90分 面接30分 - ○社会人特別選抜入学・外国人特別選抜入学
論述60分 面接30分 ※日本語による面接 - ○AO入学
面接50分
教員一覧■専任教員
- 国田 賢治/教授・博士(学術)
- 【担当】身体運動機能特論、コーチング特論、身体運動指導演習、運動技術演習、高齢者スポーツ演習、運動発達特論
- 小林 秀紹/教授・博士(学術)
- 【担当】健康体力特論、解析統計学演習、コーチング特論、体力評価演習
- 阿南 浩司/准教授・博士(医学)
- 【担当】コーチング特論、運動技術演習、ジュニアスポーツ演習、運動発達特論
- 安積 順一/教授・理学博士
- 【担当】人体構造学特論
- 城後 豊/教授・教育学修士
- 【担当】保健体育科教育特論
- 後藤 ゆり/准教授・博士(医学)
- 【担当】健康社会学特論、健康教育特論、高齢者スポーツ演習、健康増進プログラム演習
- 大塚 吉則/教授・医学博士
- 【担当】健康運動学特論
- 水野 浩二/教授・博士(文学)
- 【担当】人間学特論
- 原 一将/准教授・学士(芸術工学)
- 【担当】キャリア形成特論・キャリア形成演習
- 研究科の特色
- スポーツを通じた健康の維持・増進に関する専門性の高い理論(科学的内容、指導技法および実践法など)を修得させ、
これらをふまえた実践能力の高いスポーツ健康指導者を養成。
北海道や道内の各自治体およびスポーツ・健康関連の公益団体などと連携し、地域社会で求められる実践能力の向上も図ります。
- スポーツ健康指導者に
不可欠な知識を修得 - 「スポーツ健康基本科目」では、スポーツ健康指導者に不可欠な現代社会における健康の諸問題に関する基礎的科目や身体構造と運動機能に関する科目を配置しています。
- スポーツ健康指導者としての
指導・実践能力と
人間形成に関わる思考や
経験知の修得第1種指定校 - 「スポーツ健康指導科目」群において、スポーツ健康指導に必要な理論、指導技法および実践法を修得するための科目を配置しているのみならず、自己の人間形成に関わる思考や経験知を修得するための科目を配置しています。
- 子どもおよび高齢者を対象とした
スポーツ健康指導の
実践能力の修得 - 身体機能の発達とトレーニング、身体機能の老化と運動訓練の観点からの指導できる指導技法および実践法を重視した科目を配置しています。
カリキュラム
スポーツ健康基本科目 |
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スポーツ健康指導科目 |
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研究指導演習科目 |
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- 人材養成像
-
- スポーツ指導者
- 健康運動指導者
- 専修免許を有する保健体育教諭
- スポーツ健康指導に関わる研究者 など
修得できる資格
- 中学校教諭専修免許状(保健体育)
- 高等学校教諭専修免許状(保健体育)
中学校(保健体育)および高等学校(保健体育)の教科の指導要領と、修得したスポーツ健康領域に関する体系的な理論、指導技法および実践法からの視点に基づき、学校教育を通じたスポーツ健康領域の周知に大きく貢献することを目指します。
またさらに、これを通じて、喫緊の課題である子どもの体力向上へ大きな貢献を果たすことも目指します。
注目の授業・ゼミナール
- ジュニアスポーツ演習
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小中学校期におけるスポーツを通じた体力づくりについて、地域と大学との連携事業を活用して学修します。はじめに、身体機能の発達における身体活動・スポーツの効果に関する基本的な内容について概説を行います。次に、美唄市や北海道体育協会が主催するジュニアスポーツ活動に参加し、演習形式で学修します。
- 高齢者スポーツ演習
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「高齢者の健康づくり」について、地域と大学との連携事業を活用して集中授業にて学修します。はじめに、身体機能の老化と運動訓練効果について概説を行います。次に、高齢者の身体活動を通じた健康づくりの北海道での実践例について解説します。その後、「高齢者の健康づくり」に関する地域連携事業に参加し、演習形式で学修します。
- 身体運動指導演習
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