2021/11/06 大学より

SDGsの一環として水の大切さを伝える事業に参画

札幌青年会議所との連携事業によるSDGsの普及啓発を目的とする「Smile by Water事業」で教職を目指す学生が出前授業に地域の小学校を訪れました。

本事業は、日本青年会議所が2015年よりSDGsの「すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する」の課題解決に向けた取り組みを行っており、昨年度に引き続き今年度もカンボジア王国にて「手洗いと衛生についての啓発活動」や「現地での手洗い場の建設などの支援活動」を行っています。

本学でも「国際問題を学び、自らアウトプットすることで知識の定着につながり、国際問題に寄与できる人材育成ができる」との意向に賛同し参画を決めました。

事業では、札幌青年会議所様や参画している北海道コカ・コーラボトリング様より本学学生へ向けて本事業の説明や水の大切さ、授業の構築方法などを講義して頂き、学生がまとめ、自らの言葉で平岡小学校や清田小学校などの地域の小学生へ向けて授業をしました。

水の大切さに気付いた

本事業で学生たちは今まで考えてこなかった水の大切さを考えさせられるいい機会になったようです。海外の現状を目の当たりにしたことで、水を大切にしようと意識が変わったと話します。さらに授業でインプットしたことをアウトプットする場があることで知識の定着につながったようでした。

Q、世界で水道水を飲める国は何か国あるでしょうか?
①32か国、②23か国、③15か国、④8か国
Q、世界ではどれ位の人がキレイなトイレを利用出来ていないでしょうか?
①約25億人、②約15億人、③約10億人、④約5億人
こんな問題を投げかけながら小学生にわかりやすい言葉で説明しました。
※答えは公式インスタグラムで確認できます。

教育実習の練習にもなった

これから教育実習を控えている学生には今回の経験がとてもいい機会になったようです。

「SDGsや水について知る機会になった。事前に用意していたことが緊張でうまくいかなかったので今後の課題が見つかった。」と学生たちは話していました。

この経験を教育実習に活かしていきたいと勉強になったようでした。

SMILE by WATERとは?
SMILE by WATER事業は、公益社団法人日本青年会議所にて2015年の金沢会議でSDGsのGoal.6「すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する」の課題解決に向けた取組みを積極的に行っていくことを決め、2016年から2020年までの5年間で約20,000人の周辺世帯、周辺人口に水と衛生に関わる環境改善と支援を行う。さらに同会議所では2020年度に新たなロードマップを作成し、2021年から2025年までの5年間で、東南アジアを中心にさらに30,000人の周辺世帯、周辺人口に支援を行うことを目標設定としている。

今年の事業内容

<現地支援活動>カンボジア王国プレアビヒア州の小中学校
・手洗い場の建設…日本青年会議所、札幌青年会議所
・手洗い啓発とスマバイTシャツの企画…札幌聖心女子学院

<札幌市内啓発活動>
・札幌市内小中学校へむけた啓発授業の参画…札幌国際大学
・ホームゲームでの「Goal.6プロジェクト」試合の開催…北海道コンサドーレ札幌

日本青年会議所における過去の実施例

2016年 バンクラディシュ人民共和国
2017年 カンボジア王国(プレアビヒア州)
2018年 インド共和国
2019年 ミャンマー連邦共和国(エーヤワディ地方域)
モンゴル国(ダルハン地区)
フィリピン(パシグ市 ピネダ小学校)
2020年 カンボジア王国(プレアビヒア州)

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