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2025/11/15 学部・学科

【スポーツビジネス】北海道マラソンを題材に「スポーツ×ビジネス」を学ぶ

基礎演習でレースディレクターらが特別講義

札幌国際大学 北海道マラソン スポーツビジネス

11月5日(水)、スポーツビジネス学科の基礎演習にて、北海道マラソン レースディレクターの髙野氏、大会事務局・勝山氏、北海道スポーツ局スポーツ振興課の中川氏を招いた特別講義が行われました。
スポーツイベントの歴史や魅力、運営の仕組み、企業との連携、そして北海道スポーツの現状まで幅広く学ぶ貴重な機会となりました。

スポーツビジネス学科の学びと今回の講義テーマ

スポーツビジネス学科では、ビジネスの基礎力を土台に、スポーツ・健康分野の課題解決と地域貢献を実践できる人材育成を目指しています。
今回はその一環として、スポーツイベントを通じて“ビジネスの現場”を理解する授業を展開しました。

札幌国際大学 北海道マラソン スポーツビジネス

北海道スポーツ推進計画と地域の取り組み

講義では、北海道スポーツ局が掲げる「北海道スポーツ推進計画」についても説明がありました。
人口減少やコロナ禍など社会環境が変化する中で、スポーツの力で持続可能な地域づくりをめざす施策が紹介されました。

主な取り組みは以下の通りです。
・スポーツ競技力向上・ジュニアアスリート育成事業
・北海道マラソン・ソウルマラソン交流事業
・スポーツチャレンジ教室
・北海道タレント・アスリート発掘事業
・栄誉賞・スポーツ賞の贈呈など

札幌国際大学 北海道マラソン スポーツビジネス
北海道マラソンレースディレクターの髙野氏

北海道マラソンの魅力と特徴

北海道マラソンは、毎年8月に2万人が出場する国内有数の大規模フルマラソンです。
夏に1万人規模で開催されるフルマラソンは全国でも唯一であり、全国から参加者が集まる理由にもなっています。

大会の主な特徴
・東京五輪(2021)マラソンコースを一般ランナーが走れる唯一の大会
・国内大会で初めて本格的な大会アプリを導入(ランナーとの情報共有、大会機運の向上、企業×ランナーのコミュニケーションにも活用)
・熱中症対策の徹底(放水ポイント、水かぶりポイント、氷の配布・沼田町から提供される“雪”を使用)
・年代別参加比率(10代:0.3%、20代:5.1%、40~50代が中心)
・北海道大学との連携による腐葉土での野菜栽培や再生木材の折り返しモニュメントなど、SDGsへの取り組みも紹介されました。

「大会運営の裏側」から学ぶスポーツビジネス

講義ではレースディレクターの髙野氏が、
新聞社でのイベント企画、雑誌広告、ステージ制作など幅広いキャリアから、マラソン大会運営に携わるまでの経緯を語りました。

特に学生の関心が高かったテーマは、「大会ができるまでの流れ」や「競技運営の裏側」。

札幌国際大学 北海道マラソン スポーツビジネス

・大会参加者はフルマラソン2万人

・家族・観客を含めると来場者は5万人規模

・参加申し込み数の推移と課題

・近年の暑さが参加者数に与える影響

・オリンピック選考会(MGC)に関連する大会の役割

こうしたリアルな視点は、スポーツビジネスを学ぶ学生にとって非常に実践的な内容でした。

学生に向けたメッセージ

北海道マラソンは、トップアスリートが挑戦する場であると同時に、大半が一般ランナーの大会です。
講師からは「スポーツイベントは誰もが参加し、地域を盛り上げる力を持っている」というメッセージも伝えられました。

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