2025/11/21 学部・学科
札幌国際大学スポーツ人間学部スポーツ指導学科では、高等学校・中学校の保健体育の教員免許を取得することができます。本学科では、学生一人ひとりの目標に合わせた個別指導や面接対策、実技指導など、教員採用試験に向けた支援を強化してきました。
その結果、5名が合格。
内訳は北海道教育委員会採用が3名、難関の札幌市採用が2名で、札幌市での合格は今回が初となりました。
本シリーズでは、見事合格をつかんだ5名の学生にインタビューを実施。
一人ひとりの努力や学び、そして支えてくれた先生方とのエピソードを通して、札幌国際大学の教員養成力と個別指導の強みを紹介していきます。
今回はその第5回として、**札幌市・特別支援学校に合格した K.Nさん(岩見沢東高校出身)**にお話を伺いました。
スポーツ指導学科4年 K.Nさん(岩見沢東高校出身)
・教員をめざしたきっかけ
「高校のバレーボール授業で、指導方法を褒められたことがきっかけでした」
経験者として授業をリードする中で、友人から教え方を評価されたことで“教える楽しさ”や“人の成長を支える喜び”を実感。
そこから、自然と教員をめざす道が見えてきたといいます。
進学先として札幌国際大学を選んだ理由は、シンプルに「姉が通っていたから」。
しかし学びを深めるほどに、教職課程の手厚さと先生方の温かさに「この大学で良かった」と強く感じるようになったと話します。
・「生徒一人ひとりの学び」に目を向けられるようになった4年間
Nさんが教職課程で最も成長したと感じているのは、“生徒の学びを中心に授業を考えられるようになったこと”。
「内容が簡単で準備が楽な授業ではなく、生徒一人ひとりに最適な学びがあるかを考えることが大切だと気づきました。初めの頃よりも、生徒の姿や学びに視点を当てて授業づくりができるようになりました。」
模擬授業では多くの人の前で話すことに緊張し、声が出づらくなることもあり、「教員に向いていないのでは…」と悩む時期もあったそうです。
しかし自分の特性と向き合う中で、**「特別支援の道が自分に合っているかもしれない」**と気づいたことが大きな転機になりました。
特別支援への興味を深めた「介護等体験」
特別支援学校での体験では、関わり方や支援の方法を丁寧に学ぶことができ、「とても楽しく、もっと学びたいと思えた」と振り返ります。
その経験は、今回の 札幌市・特別支援学校の合格 につながる大きな原動力となりました。
・教員採用試験に向けた努力と先生方の支え
教員採用試験に向けては、1年前から少しずつ準備を開始。
試験が近づいてからは過去問に取り組み、苦手分野の分析を重ねたといいます。
特に心に残っているのは、教職ゼミでの先生方の支援。
「模擬授業でのフィードバックは本当に的確でした。悩んだときも、先生方が快く話を聞いてくれて、励ましの言葉をくださったおかげで最後まで頑張ることができました。」
合格を知った瞬間の気持ちは、「信じられないの一言。実感がわかないほど驚きました。」と笑顔で語ります。
教育実習では、生徒のいろいろなタイプの反応や関わりを経験し、「誰に対しても、こちらから関わることで応えてくれることが嬉しかった」と振り返ります。
今後の目標については、「生徒一人ひとりの成長をしっかり支え、保護者の不安や悩みにも寄り添える先生になりたいです」と話します。
その言葉には、特別支援教育への深い理解と温かいまなざしがあふれていました。
「大学の4年間は本当にあっという間です。
本気で遊んで、本気で学んで、充実した時間を過ごしてほしいと思います。
その経験が、必ず“あなたらしい先生”につながります。
札幌国際大学には、学科と先生方の手厚いサポートがあります。安心して飛び込んできてください!」