2025/10/13 学部・学科
臨床心理専攻の4年が、9月24日から30日に行われた公認心理師カリキュラム「心理演習」の集中講義の中で行うフィールドワークで、東部児童相談所(札幌市白石区本郷通3丁目北)の見学に行ってきました。
東部児童相談所
東部児童相談所は、9月22日に開設されたばかりで、大学が所在する清田区をはじめ、白石区、豊平区、厚別区を管轄する市内2カ所目となる児童相談所です。
「心理演習」は、心理面接、心理検査といった、実際の心理に関する支援で必要とされる知識や技能の修得だけでなく地域支援についても学びます。
今回は、近年社会的な問題となっている『児童虐待』に関して、地域支援の第一線ともいえる児童相談所で、多職種連携や地域連携の実際について相談判定課長さんから実務の具体例を交えた講義をいただきました。
支援を要する方々の理解とニーズの把握及び支援計画の作成の実際や、支援を要する方々の現実生活を視野に入れたチームアプローチについて丁寧な説明をいただきました。
講義の後、開設間もない施設内の解説と案内をいただきました。
アリーナ
東部児童相談所には、犯罪被害にあった子どもから話を聴くための部屋(司法面接室)が新たに設けられ、初めて見る学生たちは「司法・犯罪心理学(公認心理師カリキュラム科目)で習った司法面接って、こんな部屋で実施するんだ」と興味津々でした。
冬、雪で閉ざされる札幌では、児童の運動に欠かせないアリーナも備えられており、「バレーボールやバドミントンも出来るくらい天井が高いね」と、見入っていました。
「実際の現場を目の当たりにすると地域支援が実感としてイメージできる」と、4月から市職員として採用される内定をいただいた2名の学生も興奮気味でした。