2025/03/19 学部・学科
札幌国際大学では、2013年3月に北広島市と包括連携協定を締結し、地域活性化や地域支援、人材育成、産業・文化振興などを目的とした共同プロジェクトを展開しています。
この連携は「学び・考え・実践する」という本学の教育方針を地域社会の中で具現化するものであり、学生にとっては授業を超えた「リアルな学びの場」となっています。
今回はプロジェクトに関わった学生メンバーが北広島市役所を訪れ、これまでの報告を行いました。
連携の中心となる「北広島プロジェクト」では、北広島市が抱える課題――少子高齢化、人口減少、地域活力の低下など――に対し、学生が主体となって解決策を企画・実践しています。
自然と都市機能が共存する北広島市の地域特性を活かしながら、市民の健康づくりや交流促進につながるイベントを企画し、地域社会とともに持続可能なまちづくりに取り組んでいます。
初年度には、学生7名が参加し、調査活動や市役所でのプレゼンテーションを経て、地域の運動会やスポーツイベントを開催。幼児から高齢者まで幅広い世代が交流する機会を生み出しました。
2024年度(取組2年目)には、以下の活動を展開しました。
これらを通じて、学生たちは「企画力の向上」「役割分担の重要性」「地域住民との交流から得られる学び」など、多くの成果を得ました。
参加した学生からは、
・「授業では得られない実践力を身につけることができた」
・「世代を超えた交流の場づくりの難しさとやりがいを実感した」
といった声が寄せられています。
また、北広島市の関係者からは、
・「学生の力が地域に新しい活力を与えている」
・「健康づくりや世代間交流の取り組みは、今後の地域づくりに欠かせない」
と高い評価をいただいています。
本学では、北広島市との協働をさらに深め、産官学連携による持続可能な地域社会の実現を目指してまいります。学生にとっては「地域に根ざした実践的な学び」を継続的に得られる場となり、地域にとっては「若い世代と共に歩むまちづくり」の推進力となることを期待しています。