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2024/07/24 学部・学科

【国際教養】大学祭で食品廃棄物を減らすスムージープロジェクト

国際教養学科新谷ゼミでは、持続可能な食品活動の一環として、大学祭で規格外さつまいもを使用したスムージーを提供しました。この取り組みは、食品廃棄物の削減とリサイクルを推進し、環境負荷の低減を目指すものとして試験的に導入しました。

取り組みの背景

食品廃棄物は地球環境に大きな負担を与えています。
同ゼミでは、この環境問題に取り組み、持続可能な食品供給チェーンの確立を目指しています。この度、共和町にあるノルデックス株式会社様にご協力いただき、規格外さつまいも「シルクスイート」を活用したスムージーを考案しました。
同社で生産しているさつまいもで「甘味が少ないもの」「販売基準に満たしていないもの」など、廃棄されてしまうさつまいもを無償で提供いただき、スムージーにして販売、その売上金の一部を地域に貢献しました。

大学祭での活動

大学祭では、同スムージーを1杯300円で販売し、およそ300杯を完売しました。その他、同町3名の農家さんからご提供いただいた、ピーマン、大根、きゅうり、ニラ、春菊、白菜、カリフラワー、ブロッコリー、キャベツなどの新鮮な野菜も販売しました。
スムージーはふかしたさつまいもと牛乳とアイスを混ぜて作り、購入者からは「とてもおいしい」と好評でした。また、環境にも配慮し、紙製のストローやカップを使用し提供しました。
ゼミの学生からは今回作ってみて「さつまいもの味を残しながらアイスの甘味を足すため、分量が難しかった。」「当日は気温が高く、冷やすための氷や牛乳、アイスに費用がかかりすぎた」などの反省が聞こえてきました。

地域との連携

子ども食堂の方に売上金の一部を手渡す学生

新谷ゼミの学生たちは、実際に農家を訪れ、収穫を手伝いながら規格外野菜の活用方法を模索しました。これにより、食品廃棄物削減と地域農業支援の両立を実現しました。
7月23日には大学祭にて出た売上のうち、10,000円を社会福祉法人厚仁会清幌園が運営する「子リス食堂 MogMog」に寄付しました。
同園の担当者からは感謝とこれからも協力しあえる関係を築いていければとの言葉をもらいました。
この寄付金は子ども食堂のお祭りの経費やゲームなどの景品の購入に充てられるとのことです。

子リス食堂 MogMog

「地域のこどもと子育てを支えよう」というコンセプトで開催している子ども食堂。イートインやテイクアウトもできる。
対象は子どもとその家族で、子どもは100円、家族は200円、一般の方は400円で提供している。

※「子ども食堂」とは、地域住民や自治体が主体となり、無料または低価格帯で子どもたちに食事を提供するコミュニティーの場として幅広い年齢層の人を受け入れる事で、地域住民のコミュニケーションの場としても機能する役割がある。

同園とは今年の2月に地域の方や職員の家族を対象に初開催した「ウィンターフェスティバル」のイベント運営にボランティア協力したことから繋がりが始まりました。
当初は心理学科子ども心理専攻の学生がイベントの提案や当日の運営ボランティアとして関わっていましたが、今回は国際教養学科の学生が協力するなど連携を強化し、今後も支援活動を継続していきます。また、同スムージーも本学のイベントなどで提供していく予定です。

札幌国際大学は、持続可能な社会の実現に向けて、地域との連携を深め、環境保護と社会貢献活動を推進してまいります。

スムージーを販売する新谷ゼミ生

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