2024/07/25 学部・学科
本年度、北海道内で唯一の認定絵本士養成講座開設機関として認定を受けたことを契機に、2024年7月13日(土)記念講座を開催しました。
講座には絵本学研究の第一人者、正置友子氏を講師に迎え、絵本の魅力と可能性についての講義が行われました。
近年、保育職を目指す学生の減少が懸念されています。札幌国際大学では、保育職の魅力を再認識し、その魅力を広く社会に伝えるための取り組みを強化しています。これにより、少子化対策の一環として地域社会に貢献し、保育者の育成をさらに推進することを目指しています。
認定絵本士について
認定絵本士は、絵本に関する深い知識と技能を持つ専門家として、地域や職場で絵本の魅力を伝え、読書活動の促進に寄与する資格です。
本講座は、絵本専門士委員会のガイドラインに基づき、教育課程に組み込まれた授業科目として提供されます。学生は講座を修了し単位を取得することで、認定絵本士の称号を得ることができ、さらに一定の実務経験を積むことで絵本専門士としての認定も受けられます。
記念講座の内容
今回の記念講座では、正置友子氏が「絵本の魅力と可能性」について講義を行いました。
絵本は文学と美術を融合させた総合芸術であり、年齢を問わず深く楽しむことができます。
正置氏は1940年に名古屋市に生まれ、1973年に青山台団地で青山台文庫を設立。1994年にイギリス留学し、2001年にはローハンプトン大学大学院で博士号(文学)を取得、2018年には大阪大学大学院で博士号(学術)を取得するなど、絵本研究において卓越した経歴を持っています。
認定絵本士は、北海道内では札幌国際大学でのみ取得可能です。この特別な資格を取得できる機会を提供することで、札幌国際大学は保育職を目指す学生たちの夢を応援し続けます。
2024年10月から講座開始となります。札幌国際大学での学びが、地域社会と未来の子どもたちに大きな影響を与えることを期待しています。