2024/03/01 学部・学科
「社会・集団・家族心理学」の授業、第10回「子育てをめぐる問題と援助」と第12回「老年期の家族」に関連する施設である児童福祉施設(岩見沢市「コビトハウス」)と高齢者福祉施設(札幌市東区「藤苑」)に、履修する希望者がフィールドワークの一環として体験見学実習を実施しました。
家族という集団内で生じる『養育』に関連して、生き難さを感じる子どもたちやその家族への支援の場である放課後等デイサービス・児童発達支援事業所と、超高齢化社会を迎えた日本において、その人らしさを尊重しながら人生の後半を応援する介護予防センター、デイサービスセンター、グループホーム、特別養護老人ホームを運営する高齢者施設で、実際に子どもたちやお年寄りの利用者さんと関わりながら、臨床現場体験を行いました。
鈴木代表からの施設説明
鈴木代表からは、利用する子どもたちの特性に応じた対応のレクチャーを受け、授業で得た知識をより一層深めました。
子どもたちが帰宅後のプレイルーム
子どもたちとボードゲームなどで一緒に遊ぶうちに、見学学生も童心にかえり、友だち同士のような関わりを持てました。
卒業生の先輩も勤務していることから、より施設での仕事が身近に感じました。
理事長からの施設説明
緊張する学生に対して、自ら入れたコーヒーを振る舞われながらの説明でした。
施設のモットーである「和顔愛語」を解説しながら、利用者さんへの対応、職員間でのチームワークについてわかりやすく解説いただきました。
介護予防センターでの業務説明
施設が札幌市から委託を受けて実施している、介護状態とならないための機能維持を目的とした体操教室等の取組みの説明を受けました。
コロナ禍時のzoomを使っての遠隔での取組み等、驚くことが多い説明でした。
入居者さんとの関わり
居室を見学させていただいた後、特別養護老人ホームの入居者さんと関わらせていただきました。
入居者さんの家族のこと、若い頃の思い出など、次から次と話が弾み、その場を離れがたい思いの時間でした。
施設で勤務する大学の先輩に、福祉領域の仕事を選んだ動機を質問したり、ベテラン職員に現場で働く心構えの説明を受け、緊張感の中にもやりがいの大きさを感じたりした1日でした。