about 大学院教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
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①教育課程を通じて自由、自立、自省の姿勢を醸成する。
配置されている授業を通じての深い学識の修得、様々な学術分野の研究蓄積に対する接近を促し、思考力、判断力の育成に努める。
②演習科目等を通じて地域社会等への貢献姿勢を醸成する。
自己の思考、判断の妥当性、信頼性を確認するため、地域社会における実践場面を提供する。
③各専門領域の講義、演習、実習等を適切に組み合わせる。
専門分野に関する深い学識を修得するため、体系的に講義、演習、実習等の授業を配置し、研究科の教育目的に沿った編成となっている。
④各専門領域において高度な実践能力を養うため地域社会等との協同を深める。
専門分野においては地域社会等において実践的考察を行う機会を提供しているが、こうした機会における実践的考察は地域社会等の人たちの協力の下で行われるため、協同の構えを備え、地域社会等との好ましい関係を形成することが不可欠となる。
観光学研究科
観光学専攻
観光学研究科観光学専攻は、わが国の観光産業の発展と観光を通じた地域づくりの実践に資する高度な専門職業人を養成することを目的としており、この目的を達成するため教育課程は「観光文化」、「観光振興」、「観光産業・事業」領域から編成されている。
【教育課程】
①授業科目は「必修科目」と「選択科目」で構成されており、「必修科目」の「観光研究テーマ演習」「修士論文指導演習Ⅰ・Ⅱ」の3科目6単位は学生が観光学の学識を深め、研究テーマに関わる思考力を育成する上で不可欠な授業科目として位置づけている。
②観光学の理論に関しては選択科目の A 類に、方法に関しては主として選択科目の B類、C 類、D 類に、応用に関しては主として選択科目の B 類、D 類に配置している。必修科目に配置されている 3 科目は修士論文または課題研究(特定の課題)作成のための個別指導に重点を置いたものであり、1 年目に論文構想、2 年目に論文作成といった段階的編成となっているが、長期履修(3 年~5 年)の場合は履修期間に応じて指導体制を整えている。
③観光学研究は様々な観光場面を対象としているため、D 類の科目数は他類より多く配置している。
④学生の能動的学修の充実を図るため、適宜、学生が研究のためフィールドで学ぶ機会を用意している。
D類に配置されている科目では学生の思考力、判断力の妥当性、信頼性を確認するため、フィールドワークの機会が用意されており、地域社会等との接触の中で協同する姿勢、自己の思考力、判断力を磨き、実践力を身に付けることになる。
心理学研究科
臨床心理専攻
心理学研究科臨床心理専攻は、高度で専門的な職業能力を有し、社会の要請に応じることのできる臨床心理実務技能を有する人材を養成することを目的としており、この目的を達成するため下記の教育課程を編成している。また、本研究科は日本臨床心理士認定協会の第1種指定校として認定されており、その認定要件も満たすものとしている。
【教育課程】
①授業科目は「必修科目」、「選択科目」、「実習科目」から構成されており、「必修科目」は臨床心理学の基礎理論を修得する「臨床心理学特論Ⅰ」から対人援助の基本となる面接の基本的考え方、心理査定の方法論等を修得する「臨床心理面接特論Ⅰ」、「臨床心理査定演習Ⅰ」、心理臨床の人間観、臨床の具体的技法を修得する「臨床心理基礎実習Ⅰ」等が配置されている。「選択科目」は発達、認知、家族といった幅広い心理学の理論、方法等を修得する科目が配置されている。「実習科目」は心理士の実践場面等を想定し、学識と経験を高める実務型の科目が配置されている。
②臨床心理の理論や研究を実践する実際的体験を通し、心理士として必要な知識と技能を培うため,選択の実習科目の履修時期は,履修者の学習計画を考慮して展開する。
③実習科目の履修と評価に関する「実習の手引き」を準備し、効果的な指導を行う。学生は実践、実務実習場面を通じて他者と協同する姿勢等を修得することになる。
④長期履修(3 年)の場合は履修期間に応じて指導体制を整えている。
スポーツ健康指導研究科
スポーツ健康指導専攻
本研究科では、ディプロマ・ポリシー達成のため、またスポーツ健康領域における専門性の高い理論、指導技法および実践法を修得し、少子高齢化社会におけるスポーツを通じた健康の維持および増進に寄与する高い実践能力を有するスポーツ健康指導者を養成するという研究科の目的を達成するため、以下の方針に基づき教育課程を編成・実施する。
【教育課程】
①「スポーツ健康基本科目」において、スポーツ健康指導者に不可欠な、現代社会における健康の諸問題や身体構造と運動機能に関する科目を配置している。ここでは「身体運動機能特論」、「人体構造学」、「健康社会学特論」を「必修科目」としている。
②「スポーツ健康指導科目」において、スポーツ健康指導に必要な理論、指導技法および実践法を修得するための科目を配置しているのみならず、自己の人間形成に関わる思考や経験知を修得するための科目を配置している。身体機能の発達とトレーニング、身体機能の老化と運動訓練の観点から指導できる指導技法および実践法を重視した科目を配置している。ここでは「コーチング特論」、「健康教育特論」を「必修科目」としている。また、研究科の特色である地域との協同を基軸とした「高齢者スポーツ演習」、「ジュニアスポーツ演習」を配置している。
③「研究指導演習科目」において、研究テーマを考え、研究を行い、その一連の過程で培われる能力の修得のための科目を配置している。
④長期履修(3 年~4 年)の場合は履修期間に応じて指導体制を整えている。