2023/11/03 大学より
札幌国際大学生涯学習センターでは、2023年秋公開講座として美術入門講座を開催しました。
たくさんのご参加ありがとうございました。
今後も多彩な講座を展開していきますので、ぜひチェックしてみてください。
講義 2023 年 10 月 10 日(火)
「美術」って、つまり何だろう?
「図工」の科目だった小学生の時から、「美術」という科目になった中学生以降にも、正しく解説を受けて大人になっている人は、それほどいないかもしれません。
また、自分なりの感覚でとらえてきたことで、「美術」を表現したり鑑賞することに得意、不得意があるかもしれません。
しかし、今日の講座で講師の朝地先生からは、一番大事な美術をとらえる視点や要素を教わりました!丁寧にそのカテゴリや言葉の持つ意味、日本人がとらえて表してきた「美」というものを知ることができました。
先生からの学びを踏まえて、26 日(木)は展覧会鑑賞へ参戦!となりました。
展覧会鑑賞 2023 年 10 月 26 日(木)
講座開始早々、朝地先生による日本画の顔料素材に触れる機会を得て、受講生の興味が一気に高まりました!
顔料の使い方や起源、絵具と画材の種類や違い、今回鑑賞する「道展」の特徴、審査システムや展覧会の構成についても説明を受け、いざ、作品の鑑賞へ。
先生からは、自分が「良い」と思って作品を観る他に、審査員による作品を選定した視点も想像しながら鑑賞をするという、普段持ち得ない視点で作品を観ることも勧められました。
とはいえ、「道展」の展示数は大変多く、1 点 1 点が制作者の渾身の作です。 「全体をさーっと観て、いいなと思う数点をもう一度観る方がいいですよ」との助言もありました。
お気に入りの作品を写真に撮る受講生や知り合いの作品を見つけて、来た甲斐を感じている受講生、芸術作品を審査することや入選/選外作品の違いを質問する受講生など、初めて知ったこと、新たな視点も得て、芸術作品との向き合い方も変わったようでした。
美術を身近に感じられるようになった、「今までにはない講座」でした。