2021/09/24 学部・学科

コクサイ心理Vol.3発行について

今年3号目のコクサイ心理になります。

今回は、心理学科所属で、心理学に関連する教科である園芸療法を教えていらっしゃる吉崎先生にご登場いただきました。裏面は、「心理学実験」の紹介です。

心理学実験は、認定心理士や公認心理師などの資格取得には必要な科目のようです。教科担当の赤城先生に記事を書いていただきました。心理学の魅力が詰まった記事となっていますので、ぜひ、ご覧ください!

吉崎俊一郎先生へのインタビュー

Q1 なぜ園芸療法の専門家になろうと思ったのですか?

A1 大学では社会学部の社会福祉専攻でしたが、大学2年の時に現場に出て初めて福祉の大変さを痛感しました。しかし、福祉の基盤は持ちながら何か人の役に立つ事はできないかと、模索していた時に園芸療法に出会いました。大学で学んできた事やそれまでの人生を振り返ってみると園芸療法とリンクする部分が多く、魅力と可能性を感じました。また、当時はまだ日本ではあまり知られていない分野でしたので、日本で是非広めたいとも思いました。

Q2 園芸療法の面白さ・魅力は何だと思いますか?

A2 一番の魅力は植物の生長と共に、対象者も成長し変化していく様がよく見てとれるところです。日本は特に四季が他の国々よりもハッキリしているため、それぞれの四季の楽しみ方と園芸療法が非常にマッチすると思います。また、他の補完代替医療ではできない「食する」という行為が人間の基本的欲求と5感をより刺激する点がとても素晴らしいとも感じております。仮に同一プログラムを同一人物に行っても対象者の感じ方や捉え方が変わるのも面白いですね。

Q3 「園芸療法士」の資格をとるための授業を紹介してください。

A3 「園芸療法ってなに?」と知らない学生には、是非、前期に履修できる<ガーデニング演習>をオススメしています。イネーブルガーデンや野菜畑、そしてビニールハウスが学びの場としてあり、体験を通じて学ぶことができる授業になっております。他学科や社会人の受講生も多いので交友関係も広がりやすいですし、野菜を種や苗から育て、自ら管理をし、最終的には自分の手で採取して食する事もできます。お待ちしております!

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