表現課題演習(朝地先生)
わくフェス体験記2022.05.10
「表現課題演習」
朝地 信介 先生
Q.「わくフェス」とは?
「わくわくフェスティバル」は30年近い歴史を持つコクサイ短大幼教の伝統行事です。
最初は音楽、歌、舞台表現などを子どもの前でやってみたいという学生による、自主ゼミの活動から始まりました。そこから徐々に参加学生が増えていったことで、授業としての学科の取り組みに変化し、それが「オペレッタ」や「ミュージカル」を中心とした現在の表現課題演習「わくわくフェスティバル」となっています。授業でもあり、学科の取り組みであり、また付属認定こども園や一般の子どもたち、来場者が参加できる行事的な面もある活動です。
Q.活動内容は?
春学期から秋学期10月末までの期間、基本的に学生が中心となって準備から当日の運営まで全てを行います。表方の出演者としての動きと共に、裏方の作業や段取りも学生が自分たちのアイディアで動いていきます。大道具、小道具、音楽、衣装など各班のリーダーは全て学生で、教員と相談しながらも舞台監督や演出などの指導的な役割も学生が行います。
学生に任せるまでの土台作りが教員の仕事。土台作りに2~3ヶ月くらいかかりますが、学生だけで動き始めたら教員は裏方にまわり、できるだけ口出しせずに任せるようにしています。
Q.学生に任せるうえで気をつけていることは?
学生同士が意見やアイデアを出し合ったり、それをまとめて決めていく上での相談の仕方ですね。特に連絡手段であるSNSの使い方には気を付けるように話しています。
相談や意見交換をSNSで行ってしまうと、文字足らず・内容足らずで正しい意図が伝わりにくくなるため、相談は顔を合わせて行うようにアドバイスしています。内容が同じだとしても直接話しをするのと文字で見るのとではニュアンスの伝わり方が違います。顔を合わせてお互いの考えや意見を表に出すことや、相手の気持ちや考えを読み取った上で判断することも、この活動の中で経験してほしいと思います。