【座談会】わくわくフェスティバル

わくフェス体験記2022.04.28

朝地 信介 先生

名前:神 しおり
卒業:2015年3月卒業

名前:大橋 和果
卒業:2019年3月卒業

「わくフェス」での担当は?

 私はアリス役をやったのですが、最初にいくつかのメインキャストのオーディションがあって、ちょっとやってみたいなと思っていました。友達の後押しもあって、オーディションを受けたのを覚えています。

朝地 当時、舞台監督担当だった学生も神さん推しだった(笑)。そういう部分も含めて、学生が中心に進めていたよね。

大橋 私は舞台監督を担当していましたが、最初は「舞台監督をやりたい人」という事ではなく、「音響や照明も含めたメインの仕事をやりたい人」を募っていたんです。本当はキャストをやりたいと思っていたが、やりたい人がいないから手を挙げました。どっちも両立できないかな?と思っていたら、友達が調整してくれて、キャストもやることができました。セリフもあったし、いろいろやらせてもらったなと思います。

「わくフェス」の思い出は?

 セリフを覚えるのが大変でした。話の内容的にセリフが多くて、当時は学生マンションに住んでいたのですが、夜な夜な練習していました。それでもグループの枠を越えてみんなと仲良くなれたことは良い思い出です。まあ、いろいろいざこざもありましたけど(笑)

大橋 私はキャスト選考が一番大変だったかもしれません。オーディションをする時に、審査員をしなければならないのですが、想像と違うことが起きるんです。「なんとなくこの子が良さそうと思っていても、声が通らないかも…」とか、「雰囲気はこの子だけど、声の質はこっちが良さそう…」とか。キャストを発表した時に、「え、私?」とか「あの子なんだ…」とか、そういう声が聞こえてくると、苦しい気持ちにはなりましたね。

朝地 監督が最終的には調整役になるので、人の調整とか場所取りが一番大変だったよね。

大橋 ただ、神さんと同じく友達関係ができたのが良かった。自分が困っている時に同じグループのメンバーが助けてくれたり、大変なことはたくさんあったけど、振り返った時に充実感の方が大きいです。

朝地 学生に任せるまでの土台作りが教員の仕事だと思って動いています。教員は裏方にまわり、教員と相談しながらも直接的な指導は学生が行います。大道具、小道具、音楽、衣装など、リーダーは全て学生。そこでいろんな事象や感情を経験することで、成長機会となっているのを実感しています。また、学生メインの活動だからこそ、これまで続いてきたんだとも思いますね。

「わくフェス」の体験は、今に生きてる?

 社会人5年目で年長クラスを担当し、その時の発表会がアリスだったんです。自分がセリフ覚えでとても苦労したので、子どもたちにはもう少しわかりやすくしてあげたいなと。そこで、アリス役を3人にして、その世界観を表現できるようにしました。キャスト側の気持ちを知っていたので、子どもたちに無理をさせることもなく楽しくできたと思います。私自身、一番楽しい発表会でしたね。ちなみに、その発表会で25人分の衣装を1人で全部作ったのも、当時の経験が生きた部分だと思います(笑)

大橋 打たれ強さですね(笑)。もともと弱いタイプではないですけど、1年目のときに大変だったことも「これは2年目に生きるかな?」とか、他の先生に聞けなくても「自分の中でやりくりできるかな?」とか。当時を思い出しながら行動しています。

 話を聞くと、本当に大変そうだったね(笑)

大橋 でも頑張った記憶や境遇が似ているから、お互い「頑張ったよね」って言えますよね(笑)

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