【決意編】海外インターンシップ
(西谷 桐音さん)
保育英語コース留学体験記2022.03.14
西谷 桐音
幼児教育保育学科・保育英語コース2年
滝川西高校出身
機械ではなく、人間にしかできない仕事を
幼稚園のときの担任の先生が本当に優しくて、本当に大好きすぎて、私もこうなりたいなあって思っていました。途中で辞めようかなと思っていたのですが、高校のときにちょっと保育のお手伝いをしていて、子どもと接していたら大変なこともたくさんありますが、やっぱりそれ以上に面白くて。そこから「やっぱりこの道に進みたい」って思いました。
こんなこと言っていいかわからないですが、他にやりたいことが見つからなかったというのもあるかもしれません。子どもが好きで、子どもというか誰かに喜んでもらうことがしたいって考えたときに、それが叶うのは保育だけかなと思いました。看護師とかも一瞬考えたのですが、勉強が苦手なので看護師は無いなって(笑)
とはいえ高校のときから英語に力を入れ始めていたので、先生には航空系なども薦められました。それも考えましたが、これからいろんなことが機械化されていったら、航空系の仕事も減るかもねって言われたんです。そうなったら資格を持っていることと、保育はおそらく機械になることが無いだろうと考えた結果、やっぱり保育だなって。
英語に関しては、高校一年生の時に交換留学生を受け入れたことがきっかけで、私もこういう風に他の国に行ってみたいとか、英語でコミュニケーションを取れるようになりたいなと思っていました。それで、保育と英語を両立できるところが北海道ではコクサイだけだったので、保育英語コースへの進学を決めました。
できないことに目を向けず、何事もポジティブに捉えたい
やりたいことがあって来たはずなのに、去年はコロナで何もできなかったというのが悔しかったです。去年はほとんど学校には来られなかったですし、オーストラリアも結局行けなくなってしまい…。そういうのが重なり、もうこれはこれで仕方ないのかなとも思いました。
このまま就職しようかなと考えた時に、「いや、やっぱりだめだ」と思ってポートランドに行くことを決めました。在学中というか、社会に出る前に何かしたかったっていう想いがあったのだと思います。
しかし、行くと決めてからの準備は大変でした。18時まで授業で、家に帰って家事をして、21時から24時とか1時までその準備に費やすみたいな生活で。アルバイトもあったり。1次試験に合格したら2次試験では面接もあって、その練習もしないといけず。もう本当に大変だったんです(笑)
この2年間、学校に来る機会が少なすぎて、自分では何もできなかったって思っていました。けれども先生方が「そんなことない」って言ってくれたとき、自分のやってきたことが認めてもらえて嬉しかったです。
もしオーストラリアへの研修が実施されていれば、約2週間、みんなで海外に行けたのですが、それが無くなってしまった。でもそれが無かったからこそ、今回のポートランドに行ける機会を得られたとも思います。だからコロナで本当にいろいろなことがありましたが、きっと悪いことばかりじゃないとも思っています。まだこれから先のこともあるし、暗い話より楽しみたいねと。
将来はインターナショナルスクールで働いてみたいなあって思っていますが、今英語が出来ていない、例えば、病院にいる子供達とかにも教えてみたいなあという気持ちもあります。いつか海外に住んでみたいなとか、青年海外協力隊とにも参加したいなとか、他にもいろんなことをやりたいですね。
ただ、そこの根本にあるのは「子ども」と「語学」です。その軸の中で、いろんなことができる環境を自分で作ってみたいなと思ったりもしています。起業とかにも興味がありますし。ポートランドから帰ってきたら、働く場所よりも、自分の好きなことができる環境を求めていきたいです。