伝統遊びコース(野崎先生)

保育プロジェクト2022.03.14

「伝統遊びコース」
野崎 剛毅 先生

名前:斎藤 ことみ
学年:2年

名前:小濱 美香
学年:2年

「伝統遊びコース」とは?

野崎 その名の通り、伝統的な遊びで遊ぶのがメインの活動です。今では家庭で遊ぶ機会がほとんどなくなってしまった「けん玉」「竹馬」「おはじき」「あやとり」「積み木」などの、遊び方を知ることはもちろんですが、伝統遊びを使った保育を考え、学生同士で実践してみるという活動も行っています。1年生にも「子どものあそび演習」という科目があるのですが、「まずは保育者が遊ぶ楽しさを知る」ということが目的です。純粋に遊びの楽しさを味わえるきっかけになれば良いなと思っています。

遊びの中にある、それぞれの気づき

― 「伝統遊びコース」を選択した理由
斎藤 小学生のとき、地域のおじいちゃんたちがけん玉を教えに来てくれて、それが楽しかったのを覚えていました。

小濱 私は、自分があまり遊ばなかったことに触れられると思って、このコースを選択しました。

― プロジェクト演習を通して
斎藤 自分ができないとき、“友達に教えてもらうことでできるようになる”という経験がありました。この、学び合いの大切さやできたときの喜びを、子どもたちにも教えてあげたいなと思いました。また、幼稚園実習に行った時にけん玉が置いてありました。やってみせたら子どもに「すごい」と言われたんです。担任も「クラスに新しい風が吹いた気がします」と言ってくれて、遊びの引き出しは多い方が良いなと実感しました。

小濱 周りに聞ける環境があるから、できないときにイヤにならずに続けることができました。そういう環境を子どもたちにも提供したいし、自分自身が援助できるようになりたいと思っています。あとは、同じ道具でも遊び方は一つじゃないということ。けん玉でもおはじきでも、工夫すればいろいろな遊びを考えられるということを子どもたちに伝えたいです。

野崎 伝統遊びの楽しさを伝えて行きたくてこのテーマを扱っているのですが、初めは上手くできるように教えようとしていました。でも、教えようとしすぎると引かれちゃうんですね(笑)。そこからは、上手くできることよりも“戯れる”ことを大切にするようにしました。そうすると、学生同士の中でアイディアが出てきて、私には思いつかないような新しい遊びが生まれるんです。それを見て、学生の持つ可能性って凄いなと気づかされました。
伝統遊びは教職員も普通に遊んでいた世代ではなくなっています。学生たちが幼稚園の先生や保育士になった時に、こういった遊びを子どもに教えられる環境を作りたいと思います。

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