保育実践コース(小川先生)

保育プロジェクト2022.03.14

「保育実践コース」
小川 久恵 先生

名前:松井 未来
学年:2年
出身:北見商業高等学校

名前:小林 菜々
学年:2年
出身:紋別高等学校

「保育実践コース」とは?

小川 手遊び、運動遊び、音楽遊びなど、いろいろな保育の実践を行います。また、みんなで保育を検討し、実際にこどもの前で実践をすることもあります。本来、保育演習プロジェクトは専任教員の専門に合わせて展開していますが、「保育実践コース」では学生の多様な要望をその年によって受け入れ、プログラムの個性を変えています。今年は「保育技術」をテーマにし、個人ごとに遊びを考え、持ち寄り、学生同士で実際に体験してみてフィードバックしあうということを行いました。

理論・知識も大事だが、引き出しも大事

小川 自分自身がコクサイの卒業生で、卒業後は幼稚園教諭を経験しました。自分もそうだったように、引き出しが多いほど自信をもって子どもに関わることができます。本来持っている科目は理論的な科目が多いのですが、理論だけではなく、保育の引き出しを楽しみながら学べたらと考えています。

― 「保育実践コース」を選択した理由
松井 周りの仲間と、協力して学んでいくことの楽しさを感じたかったのが選択した理由です。また、実習でも子どもと遊ぶ機会があるので、その時の引き出しを増やしたいと思っていました。


小林 コロナの影響で実習が延期になるなど、1年生のうちにあまり実践的なことができませんでした。個人的に実践に関する学びが足りていないことと、指導案を書くことが苦手だったので、そこも学べたらと思って選択しました。

― プロジェクト演習を通して
松井 実際に幼稚園で保育の機会があったのですが、「子どもの姿から次の実践にどう生かすか」を思考することが大切だと思いました。一人ひとりの子どもにどうなって欲しいかという目標を自分の中で明確に持ち、自らが楽しんで子どもと関わる。目の前の子どもの個性に寄り添い、子どもの可能性を引き出せる保育者になりたいと思っています。

小林 目的やねらいを立てて、それに沿って指導案をみんなで書いていました。そのとき、目的やねらいに沿って指導案を書けていなかったことに気づかされました。部分実習や完全実習は一人で実習を行うのですが、プロジェクト演習はみんなでやります。周りのメンバーと連携したり共通認識をもって動くことの大切さだったり、一つの意見に引っ張られ過ぎず、きちんと目的に合っているかを確認しながら進めることの重要さを学べました。


小川 今の保育が「子どもたち自身が考える」ことを大切にしているように、それを学生にも経験して欲しいと思っています。つい口を出したくなるのですが(笑)。わたしから「こうだよ」と伝えることよりも、学生自身が気づいたり、みんなで答えを見つけていけるようになったりして欲しいので、一呼吸待ってからアドバイスを行うようにしています。指導案は実際の子どもを見ないと難しいですし、活動が適していたか、指導案が子どもの姿に沿っていたかは子どもの反応に現れます。学生には「先生もう少し丁寧に教えてよ・・・」と思われるかもしれませんが、目の前の子どもが一番刺激をくれるので、目の前の子どもを見て何がベストかを考える習慣を身につけ、現場に出てから伸びる力を養える環境を作っていきたいです。

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