演奏コース(伊藤先生)

保育プロジェクト2022.03.14

「演奏コース」
伊藤 桂子 先生

名前:上山 ひかり
学年:2年

名前:曽我部 星綺奈
学年:2年

「演奏コース」とは?

伊藤 “演奏する”こと自体は1年生で学ぶのですが、このコースでは「ピアノを使って歌を歌う」「歌を教えるための技術」「さまざまな楽器を使う」「リズム遊び」といった、演奏技術をどのように保育に生かすか?ということを学びます。

「自分が楽しいから、みんなも楽しみなさい」という押しつけではなく、「楽しい」がにじみ出る、それを感じてもらえるようになるには技術が必要で、「先生といると楽しい」が「音楽って楽しい」に結びつくようになってほしいなと思っています。とはいえ、それを100%伝えきることは難しいので、手掛かりになることを伝えられるような指導を心がけています。

押しつけではなく、心から「楽しい」と思えるために

― 「演奏コース」を選択した理由
上山 小さい頃から音楽が好きで、ピアノや吹奏楽などの音楽に携わっていました。得意な音楽を学んで、保育に生かしたいと思いこのコースを選択しました。

曽我部 私は逆に、歌やピアノが苦手でした。ただ、保育に音楽は必要だということ、それを克服しないと子どもと楽しめないということはわかっていました。幼少期から苦手を苦手なままにすることがイヤだったので、その性格が影響していると思います(笑)。

― プロジェクト演習を通して
上山 幼稚園で発表させてもらったとき、自分たちの計画通りに進めることを重視したんです。そしたら「子どもの声を拾うことが大切」というアドバイスをもらいました。そこで、計画通りに進めることももちろん大事だけど、子どもの反応を見て臨機応変に対応できることが保育には大切なんだなと、気づくことができました。今後は計画ばかりを重視せず、子ども一人ひとりに合った、子どもの主体性を生かせる保育をしたいなと思っています。

曽我部 私も同じような気づきがありました。初めは「保育者・音楽=弾き歌いで楽しませること」と思っていたのですが、「楽しませる」ではなく、「子ども自身が楽しむ方法を見つけられること」が大切なんだなって。そのためには明るさと元気を忘れずに、学んできたことを生かしながら保育者としての言動にメリハリをつけていきたいと思います。

伊藤 子どもたちへ押しつけないのと同じように、このコースでも「これを教えます」という風にはしたくないなと考えています。演奏・音楽を深めたいという要望が多ければそうするし、違う要望があれば可能な限りそれに対応し、学生の「やってみたい」になるべく応えたいなと。1年生での学びを土台に、「どうやって伝えるか」の手がかりになる、学生自身に楽しいと思ってもらえるような学びを提供していきたいですね。

PAGETOP