【卒業生】子どもの心と成長に寄り添い、安心して頼れる先生がといると思ってもらいたい!(高道 彩季さん)
子育て情報マガジン2022.08.14
高道 彩季さん
2015年3月卒業
この仕事や研究の魅力・やりがい
現在は、年長のクラス担任をしています。日中は保育、子どもたちが帰宅してからは各記録など事務作業をしています。このほか運動会や発表会といった企画運営、夏には食育にもつながる園芸保育の農園管理などもします。年長になると言葉でのコミュニケーションも取りやすく、それぞれ個性も豊かになってきます。自己主張も出てきますのでいさかいも生じますが、就学前に人間関係の基礎を身につける大切な時期なので、しっかり話を聞いて対応するように心がけています。入園時から持ち上がりで担当しているので、来春の卒園式は考えただけで胸がいっぱいになります。それまでは1日1日を大切にして、子どもたちに寄り添っていきたいです。
この分野・仕事を選んだきっかけ
高校卒業後の進路を考えたとき、年下の従兄弟たちと遊ぶのが楽しかったこと、国家資格を取得したいという思いから、幼稚園教諭と保育士を目指すことにしました。部活の先輩がいたこともあって札幌国際短大に進学。実習で現場に行くと、幼稚園教諭と保育士は似ているけど仕事内容は異なることに気づきました。もっと専門的な学びをしてから社会に出たいという思いから、札幌国際大の人文学部心理学科子ども心理専攻3年次へ編入。大学ではボランティアやグループワークが多く、自分とは違う見方や考え方を知ることができ、視野も広がりました。実習先の先生が「こんなにありがとうと言われる仕事はない」という言葉が、いまも心に残っています。
学校で学んだこと・学生時代
幼少期にピアノを少し習っていましたが、楽譜が読めないので、耳で聴いた音の運びを思い出しながら練習してました。講義の中で印象的だったのは、支援の必要なお子さんについて保護者との話し方を学んだ「相談援助」。いまも大切にノートを取ってあって、折に触れて見返しています。また、硬式テニス部の活動に専念していましたね。講義が休みになると、わずかな時間でも練習。ほかの学部の友だちもでき、いろいろ話ができたので気分転換にもなりました。飲食関係のアルバイトでは、家族や学校以外で年上の人と接し、社会を知る貴重な機会にもなりました。国家資格取得に向けた勉強は大変でしたが、部活もアルバイトもできて充実していました!
高道 彩季さん
札幌国際大学付属認定こども園 勤務/幼児教育保育学科 卒/2015年卒/認定子ども園の前は幼稚園に勤務していた高道さん。
幼稚園教諭を経て、いまは保育教諭として働いている。保育教諭には「コミュニケーションに苦手意識を持たず、体力的にも精神的にもタフで気分転換が上手くできる人が向いています。ネガティブな感情を引きずる人は、子どもに対してもいい影響を与えられない。」と話してくれました。
そんな高道さんは、短大卒業時に両親がプレゼントしてくれた袴を着て、卒園式に臨むのが当面の目標だと語ってくれました。